理学療法士の関連資格

理学療法士の関連資格

一般的に理学療法士になるには専門の教育機関で学習し、理学療法士国家試験を合格する必要があります。国家資格を取得すれば、理学療法士として働くことはできます。しかし、理学療法という分野は常に研究され、発展を続けている学問でもあります。そのため理学療法士として働いていくためには生涯学習をしていくことが求められています。会員数9万人を超える日本理学療法士協会では、理学療法士の専門性を高めていき学問を発展させていくため「認定理学療法士」や「専門理学療法士」という認定資格制度を設けました。まだまだ資格を取得している人数は少ないプロフェッショナルな分野ですが、これからのリハビリ分野の発展のためには欠かせない資格でもあります。

ここでは、この認定理学療法士と専門理学療法士を中心に、理学療法士に関連した資格について詳しくご紹介していきます。

認定理学療法士

認定理学療法士になるためには、まず日本理学療法士協会の3年間の新人教育プログラムを修了する必要があります。その後、7専門分野(基礎理学療法、神経理学療法、運動器理学療法、内部障害理学療法、生活環境支援理学療法、物理療法、教育・管理理学療法)のうちひとつ以上の専門分野に登録して最短で2年間の研修期間を経て、獲得ポイントが満たされれば認定理学療法士の資格を取得することができます。2013年の時点で、約9万人いる会員数に対して各専門分野合計の認定理学療法士取得者数は702名となっています。

ポイントを集めるための研修内容としては、認定講習会や研修会への参加、論文査定、学会演題査定、講習会や研修会の講師、実習指導者業務などが含まれます。

まだ準備段階ではありますが、日本理学療法士協会は「医療広告ガイドライン」に準じた「専門性資格認定団体」として認可されることを目標に制度化しています。この制度が整えば、認定理学療法士を取得している理学療法士が属する医療機関では「○○病院 運動器理学療法の認定理学療法士が所属しています」といった広告が可能となるので、資格を有していない理学療法士に比べ勤務条件が優遇されるようになることが想定されます。

専門理学療法士

専門理学療法士になるためには認定理学療法士と同様、日本理学療法士協会の新人教育プログラムを修了し、認定理学療法士となる2年間に加え、さらに3年間の研究機関を経てポイントを満たせばようやく認定資格を取得することができます。つまり、認定理学療法士に比べ専門理学療法士のほうが上位資格という位置付けになっています。2013年の時点で、約9万人いる会員数に対して合計の専門理学療法士取得者数は1790名となっています。

認定理学療法士は臨床実践のための専門性の特化といった特色がありますが、専門理学療法士では実際の臨床場面での専門性特化に加え、各専門分野の学術的側面を強化したいという意志のあるセラピスト向けの認定基準といえます。

福祉用具専門相談員

理学療法士として働いていく際、病院などの医療機関や高齢者施設で勤務する場合に持っておくと便利な資格がいくつかあります。そのうちのひとつが「福祉用具専門相談員」です。

福祉用具専門相談員とは、その名の通り福祉用具関連の専門家のことを指します。主に介護保険の指定を受けた福祉用具貸与・販売業者に勤務しています。業務内容は、介護保険利用者に対して福祉用具の選定・相談や利用計画の作成、福祉用具の適合・調整と本人や家族に対して取扱い方法の説明、さらに利用者宅を訪問して福祉用具の点検や使用状況の確認を行います。この資格を取るには都道府県知事指定の「福祉用具専門相談員指定講習」を受講し、50時間のカリキュラムを修了した後、筆記試験を経て条件を満たす必要があります。

理学療法士として病院や高齢者施設で勤務する場合、リハビリ担当をする方の多くは高齢者で、介護保険の受給資格を満たしている方がほとんどです。現在、理学療法士には利用者の自宅復帰に向けて、または施設内で安全に暮らしていけるような福祉用具選定のより深い知識が求められています。ひとりひとりによりベストな福祉用具を選ぶための知識が強みのこの資格は、比較的取りやすい資格としても知られており、ダブルライセンスを有する理学療法士は増えてきています。特に病院では平均在院日数が減らされている傾向にあるので、スピーディな退院環境調整を行う必要があり、これから重要視される資格ともいえます。

義肢装具士

理学療法士として働く際、そのほかの資格を持っているとその知識に特化した業務を兼務することができるので強みになることが多々あります。そのひとつに「義肢装具士」という資格があります。

義肢装具士とは、国家資格の医療専門職を指します。その業務内容は医師の処方が出た場合、患者・利用者ひとりひとりに適合した義肢や装具を作成するためあらゆる材料を駆使して身体の形状や寸法を記録し、さらに原疾患のレベルや身体機能のレベルの情報を基にして義肢や装具を製作することにあります。製作に関しては製作技術者と協力して行っていきます。義肢や装具が完成した後は実際に利用者に装着をしてその適合を確認、修正を行います。義肢装具士の多くは民間の義肢装具製作施設に勤務しています。

理学療法士と義肢装具士のダブルライセンスを持っていると以下のようなメリットがあります。たとえば下肢切断の患者を担当したという場合、医師から義肢の処方が出たらその採寸の多くは業者が行うことになります。しかし、業者は毎日病院へ来るわけではありません。義肢完成後の適合・歩行練習の段階で毎日接する理学療法士が義肢の調整について詳しい知識を持っていれば、簡単なフィッティングであれば院内で対応できます。大がかりな修正が必要な場合も業者とのコンタクトがスムーズにとれます。結果的に患者に適した装具が完成するまでの期間が短くなり、早い段階から快適に動作訓練を進められることに繋がるのです。切断患者に限らずコルセットなどの装具を必要とする疾患は数多く、義肢装具士の資格を持つことで優遇されるという施設は増えてくることでしょう。

アロマセラピスト

理学療法士のなかには、理学療法士以外の資格を取得してその内容に特化したリハビリテーションを提供するセラピストが増えてきました。そのなかでもリラクゼーションを意識した資格が「アロマセラピスト」です。

アロマセラピストとは、ハーブやお花・果実などの植物から抽出したエッセンシャルオイルを使用して行われるリラクゼーション法を用いて、利用者にリラックス効果や幸福感を与えるという役割があります。勤務先は主にリラクゼーションサロンや産婦人科クリニックが多くなっています。

理学療法士としてアロマセラピストの資格を持っていると以下のような場面でその知識を活かすことができます。たとえば精神的緊張がおおもとの原因となって頭痛や腰痛を訴える患者は多いものです。その際、癒し効果の高いアロマテラピーを併用してマッサージを行うとマッサージのみの場合に比べて身体的および精神的リラクゼーションが得られ、より高い満足度と治療結果を得られることが期待されます。

認定スクールは多数あり試験も年2回設けられているので比較的取りやすい資格で、人気のある資格といえます。

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公表されている資料から、理学療法士の方の給与面に関してまとめました。

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現役の理学療法士さんにインタビューしました。

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